環境とは、自分がいた環境。
将来が影響されるとは、その環境によって自分の将来行く道が影響を受けるかどうか、という質問でした。
コンテンツ・リーダーシップとは、リーダーシップをプロセスとコンテンツに分ける場合、道筋を導くのがプロセス・リーダーシップ、道筋を進むために必要な知識やスキルなどの能力、進んでいくための心理的なサポートなどをコンテンツとし、これをコンテンツ・リーダーシップと呼んでいます。
状況対応リーダーシップ®(S.L.理論)に照らすと、コンテンツ・リーダー(コンテンツ・リーダーシップ)は、
- 能力を高めてくれる指示的行動、または
- 意欲を高めてくれる協労的行動
バングラディシュで半年間インターンを経験した大学生が、今年外資系の経営コンサルタント会社から内定を受けました。彼曰く、
「おそらくバングラデシュという環境自体が経営コンサルタントになるというゴールに対しての大きなコンテンツリーダーだったと思います。」
バングラディッシュという環境に、どのようなモノ、コト、ヒトがあり、どのような影響を与えたのか。
考えられるのは、たとえば、貧困を目の当たりにしたこと、グラミン銀行のユヌス氏と会ったこと・・・
当事者なら、自分にとって印象的だったこと、インパクトがあったこと、思いつくたくさんのモノ、コト、ヒトがあると思います。
それによって、新しいアイディアや考え、新しい関心、動機、意欲、新しい行動が生まれたとしたら、そこに新しい方向づけや動機づけがあったことになります。方向づけや動機づけを与えてくれるのはリーダーシップです。
あそこに行こう、こんなことをしたいというように、コンテンツに関わることなら、コンテンツ・リーダーシップです。
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S.L.セルフ®とは
S.L.セルフ®は、自分の生活、成長、人生というプロジェクトを、状況対応リーダーシップ®(S.L.)でマネジメントするという考え方です。
- プロジェクトを進めるプロセス・リーダーは自分、
- 指導や支援を得られる元がコンテンツ・リーダー
出所:「行動科学入門」生産性出版, p.95
コンテンツ・リーダーは、ヒトだけではなく、知識を与えてくれる情報、経験やスキルを与えてくれるモノやコト、自信や意欲を高めてくれる家族や友人・知人、癒やしてくれる動物や植物、その他なんでも、つまり、レディネス(能力・意欲・自信)を高める働きをするものすべてです。
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