レディネス・スケールは、リーダー行動の対象となる相手の < 責任受入の準備度(レディネス・レベル) > に見当をつけるための診断表です。
レディネス・レベルの見当づけは < レディネス・スケール > のような診断表を使わなくとも可能ですが、暗算よりも算盤や計算機を使った方が計算がやりやすく、かつ正確さが期せるように、レディネス・スケールを使うことによって、診断がやりやすくなるばかりでなく正確さの向上が期待できます。それどころか、医師のカルテのように、健康(レディネス)状態を記録し、事後の < フォロアー管理 > に備えるデータバンクを作成することにもなります。
また、 < リーダーシップ・スケール > との併用によって、自分のリーダー行動調整の方向に対する示唆を得ることもできます。
また、 < リーダーシップ・スケール > との併用によって、自分のリーダー行動調整の方向に対する示唆を得ることもできます。
図表 4 : レディネス・レベルの徴候(例)
能力面
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意欲面
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徴候
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R1
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できない
知らない
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自信がない
積極的でない
関心がない
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途方に暮れている
やろうとしない
関心を示さない
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R2
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できない
知らない
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安心している
興味を持っている
乗り気である
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質問してくる
仕事が楽しそう
張り切っている
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R3
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できる
知っている
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不安を感じている
自分の力に懐疑的
自信がない
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不安を示している
とまどっている
躊躇している
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R4
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できる
知っている
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関心を持っている
確信を持っている
自然に感じている
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仕事に没頭している
自然に振る舞っている
他人を当てにしない
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「レディネス診断」より抜粋