2016年7月18日月曜日

「12のリーダーシップ・ストーリー」帝京大学でも好評発売中です!

「12のリーダーシップ・ストーリー」~課題は状況対応リーダーシップ®で乗り切れ!~

帝京大学の書店でも好評発売中です!!

~~大学生のリーダーシップ・ストーリーは2つあります。~~

 PART4 自分の中にある「リーダーシップ」を活かす
  
  10.「サークルを作る」と宣言し、仲間を募った男子大学
  11.南アフリカで「弱者の経済的自立を」応援する女子大生



Amazonからも購入頂けます。
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「12のリーダーシップ・ストーリー」から。
【大学内に作ったリーダーシップ・プラットフォームというサークル】
斎藤の宇津木を成長させるリーダーシップ(成長サイクル)でもあり、気づいた宇津木のS.L.セルフ(自分を成長させるセルフ・リーダーシップ)を学習します。
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最初に声をかけた宇津木は、このLPを立ち上げた当時は、声をかけてきた斉藤には他の人にはない能力や大きな夢があり、彼といれば自分が成長できると考えていた。また、就職活動のネタ作りもしたかった。しかし、この一年を経て宇津木は全く違うものを得た。
はじめこそ論理的で実績もある斉藤をカリスマ的に見ていたが、実際は不器用ながらも必死に努力をしている普通の人間だということに気づいた。だからこそ彼を助けて、彼の持っている高いビジョンを共に達成したいと考えたのだ。その想いは宇津木に主体性をもたらし、斉藤にはない自分オリジナルのリーダーシップで彼に足りない部分を埋めようという決意に変わった。
いつのまにか就活のネタ作り以上に、もっと大事な「自分の強み」を見つける。それは「人と人を繋げる力」である。メンバー同士の間にある壁を粘り強く壊しつなげていく力が彼にはあった。そして自分の本当の価値に気付いた今、宇津木は外国と日本を繋ぐビジネスマンになるという大きな夢に向かって、自信をもって社会に飛び出そうとしている。
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【南アフリカに留学したある女子大生のストーリー】
チームリーダーシップの基本を学習します。
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・・・なぜ近藤が南アでファンドレイジングの企画を立ち上げたかというと、アパルトヘイト(人種隔離政策)の負の遺産である黒人居留地の住民の貧困を目の当たりにし、黒人女性の経済的自立支援に興味をもったこと、国際協力に意欲的な学生の教育が彼女自身の夢であることの他、何より留学先の学校で国際協力には興味はあるが、そのやる気を行動に変えていない若者がたくさんいる現状を変えたいと思ったからである。
・・・中略・・・
 このメンバーは個性的でおもしろい…が、メンバーが年齢層が低いことから、国際協力、チーム活動自体が初めて。彼らが「プロジェクトに参加したい!」といったものの、ファンドレイジングについて無知であり、チームでどう自分を輝かせていくかも分からない、そんな様子だった。「近藤に頼ればなんとかなる!」そんな雰囲気もあった。そんな中、近藤がとった作戦は、リーダーを退くことだった。
 近藤は常にこの企画の「何でもできるリーダー」であった。近藤は一度この6人のメンバー全員と対話をし、彼らの長所とキャパシティにあわせたタスクをつくったり、メンバー全員で意見を出し、全員で考えを合わせて決定事項をつくっていくミーティングを行ったり、学内外でメンバーと共に企画の目的を伝えたり、質疑応答もしてきた。「リーダーとして、メンバーを自立させていくために何をすればいいのか分からん~」と思っていた時、LPをつくった斉藤と電話で話をする。そして、「リーダーはフォロアーをつくるんじゃなく、リーダーはリーダーをつくっていくんだよ」という斉藤の言葉に励まされ、LPで学んだあることを思い出した。それは、権力の強い人が議論の中心者であると、建設的な議論ができないこともあるということだった。権力の強い近藤が、あえてリーダーをやめることで、他のメンバーが「自立して行動できるリーダー」になることを狙った。・・・
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