2013年8月14日水曜日

現在研究中のテーマで発表。 さまざまな視点でインプットを共有し、新しい発見を持ち帰りあいたいと思います。



リーダーシップ研究大学(ULS)研究発表会
2013年9月14日(土)午後1時~5時
場所:東京杉並区
参加費:無料

ULSメンバーが、現在研究中のテーマで発表いたします。
さまざまな視点でインプットを共有し、新しい発見を持ち帰りたいと思います。
ご関心のある方参加大歓迎です。


参加お申し込みはこちらから!


研究発表者

 桃井庸介(ULS修士課程)

「システム思考(四層構造モデル)とリーダーシップ」
内容:人間の行動をクルト・レビンはB=f(P,E)という関数で表している。Pは人間、Eは環境であるが、ポール・ハーシーはEの変わりに状況を表すSを使って、クルト・レビンの関数を、人間の行動Bは人間の「内側」のなにもかと人間の「外側」の状況中のなにものかの両方に原因することを表していると説明している。


四層構造モデルは、この関数のPの「内側」のなにものかを論理を司る[R] と感情を司る[Q] でとらえ、それらが、あるときの人間の行動に影響を与え、つまり行動を決めているとするものである。
また、E(あるいはS)についても、見る人によってその受け止め方は変わってくる。それどころか、ある人が見ている事象を別の人は見ていないないなどということが起こる。「システムとは関係による対象(EまたはS)の認識の仕方であり、認識された対象が描像のシステムである」(松田正一)という主張があるように、人によってシステムの捉え方は異なる。そうしたことまで範囲を広げ、4層構造モデルを軸にシステム思考とリーダーシップを考察していきたい。


プロフィール:TMR経営科学研究所所長、状況対応リーダーシップ®(S.L.)専属トレーナー
主な出版物:
  • 2013年 「企業の強みを生かした変革:アクションラーニング技法を活用したB社の試み」リーダーシップ研究大学出版 研究ノート2013007
  • 2008年 「仕事を教える管理職に仕事の教え方を教える」(企業と人材)産労総合研究所 6月5日号
  • 2005年 「行動科学入門―状況対応リーダーシップ®の理論と実践」(共著、生産性出版)
  • 2004年 「研修ゲーム活用の意義とその効果的な進め方」(企業と人材」産労総合研究所 3月20日号)
  • 1998年 「システム思考で見るリーダーシップ(共著)(早稲田大学アジア太平洋研究センター システム科学研究所紀要 第29号)


参考サイト:プロフィール http://e-uls.org/courses/course/view.php?id=98


 外山恩(ULS修士課程)

「学校現場に『リーダーシップ教育』を導入する際の課題と解決の方向」
内容:リーダーシップ研修、リーダーシップ教育というと企業研修を思い浮かべる人も多いと思います。ですが人間集団が自己の問題点を認識し、それを解決する方向に動くとき必須な要素が「リーダーシップ」であるとするならば、初等、中等教育にこそ『リーダーシップ研修:教育』が組織的に持ち込まれるべきなのではないでしょうか。現在どのような試みがなされているか、またそれは将来どのような方向に向かうべきであるのか、等を中心に現時点での考えを発表させていただきます。


プロフィール:早稲田ゼミナール医進塾塾長、英語科主任、総合英語塾『CLeP Initiative』代表
主な出版物:旺文社「ロイヤル英和辞典」(編集協力)、朝日出版社「MD(Mini Dictionary)英語」、他


参考サイト:塾長ブログ:医進塾NOW  http://wasedazemi-ishinjuku.blogspot.jp/


 村島さい子(ULS博士課程)

「リーダーシップピルの開発」
内容:準備中


プロフィール:創価大学看護学部教授
主な出版物:
「看護管理 (ナーシング・グラフィカ看護の統合と実践)」共著、メディカ出版、2012年


「看護管理 第2版―基礎看護学 (ナーシング・グラフィカ 20)」共著、メディカ出版、2012年


参考サイト:創価大学教員紹介 http://kango.soka.ac.jp/staffs/murashima.html


 橋本壽之(リーダーシップ研究博士、ULS教員)

「マトリクス・リーダーシップ」
内容:現代は変革期にあるため、過去の知識や経験の延長線上に解決策を見出すことは難しくなり、リーダーにはイノベーションを起こす能力がますます強く求められる。
それには、問題の本質を明らかにして、関連する要因を抽象化して整理し、視覚化して俯瞰することが、解決策を見出すだけではなく他者と思考を共有する上で役立つ、と考える。視覚化の手段としてマトリクスを用いる手法について、皆に使ってもらえるための今後の進め方について討論をお願いします。


プロフィール:NPO法人マイスターネット理事長
主な出版物:

参考サイト:NPO法人マイスターネット・ブログ http://meisternet.at.webry.info/


 網あづさ(経営学博士、ULS共同創業者)

「自分アジェンダ®によるリーダーシップ」
この疑問に対して、「この人」が示している個人的価値、社会的価値、事業的価値へのクレディビリティが関わっているのではないかと仮説を立てました。好きだから、尊敬しているから、人脈があるから、意味のある活動だから、稼げそうだから、などなど、さまざまな価値に対して「この人は信頼できる」と他者が感じると(クレディビリティを感じると)、人びとは共鳴したり協力や支援をしたくなったり、ついていきたくなったり、仲間に入りたくなったりする、つまり、リーダーシップの源泉になるのではないかと考えました。


クレディビリティを強める方法は、自分アジェンダ®を深めることや高めることが大きく関わっているのではないかと考えています。自分アジェンダ®とは何か、どのように機能するのか、こういった点を探ってみたいと思います。


プロフィール:リーダーシップ研究大学・CLS Japan本部取締役、詳細 http://e-uls.org/courses/course/view.php?id=75
主な出版物:

参考サイト:競争のリーダーシップから調和のリーダーシップへ http://uls-aami.blogspot.jp/

自分アジェンダ®は、株式会社AMIの登録商標です。