2016年3月9日水曜日






12のリーダシップ・ストーリー 

-課題は状況対応リーダーシップ(R)で乗り切れ


キャリア・ポートレートコンサルティング代表を務めていらっしゃる村山昇様から、とても嬉しいご感想を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
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ご著書を著者のお一人の橋本壽之さんから贈本いただきさっそく拝読いたしました。いや、ほんとうに手堅くまとめられた良書です!

この本を読むと必然的に親本であるハーシィ博士の『行動科学の展開』を読んでみたくなりますね。で、さっそくアマゾンで注文しました(英語の原版でも読んでみたいと思います)。網さんがこの本に献身されているのがよくわかりました。それほどリーダーシップの本質を理論的に解き明かしていると思います。
私も企業研修でリーダーシップを多少やるわけですが、「きほん(基本)のき」をきちんとつかんでおく一冊になりました。
私はまだ『行動科学の展開』のほうを読んでいないのですが、おそらく、この本とセットで読むと、ひじょうに相乗効果があって理解度が増すように思います。

日本人は抽象概念が不得意な民族で、どうしても感情を移入できる具体的な話をしないと振り向きません。そこを12のストーリーで工夫されたわけですね。いずれのストーリーも担当された方々の思いが行間ににじんでいました。
ただ、元編集者としての意見をひとつ言わせていただくと、本のメインタイトルに「12人のリーダーシップストーリー」をもってきたことで、何の角度のリーダーシップ本なのかが分かりづらくなった懸念はあります。副題としている「状況対応LS」なり「行動科学のLS」なりをメインに立てた方がよかったかもと私は思います。

内容的に刺激を受けたのは、
・「レディネス」という概念
・7つのパワー
・あるときはリーダー/あるときはフォロワー:1人の人間の中に混在
・リーダーはリーダーをつくる
・挿入されている概念図
(裏表紙の見開きに複合的に図が載っているのがいますが、読み進めるうちに図が意味する内容が理解できました)



それにしてもよくぞこの本を刊行までこぎつけたものだと思います。私もシカゴに留学経験があり、米国の個の強さ、社会のそれを支える文化を知っているので、日本との対比ができますが、この手の本を書き上げ、そして「リーダーシップ研究大学」のような学校を日本で運営することはほんとうに難儀なことです。いろいろ孤独な戦いがあるのだろうと思います。でもまさに「自分アジェンダ」だからやり続けられるのでしょう。その点は私も同じです。
刊行記念のイベントの成功と今後の益々のご活躍をお祈りします!


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このようなコメント頂くと力が湧いてきます!
ありがとうございました!