2020年2月27日木曜日

行動モデルと態度モデルの架け橋

行動モデル態度モデルという用語を聞いたことがありますか?

モデルは「次にどうなるか」を知るときに、もとにする考え方です。
行動モデルは、行動をもとにして「次にどうなるか、どうするか」を知ろうとします。
態度モデルは、関心や気持ち、心構えやしつけ、欲求などをもとにして「次にどうなるか」を知ろうとします。

出所:「リーダーシップとコーチングを考える」スライドより

況対応リーダーシップ®は行動モデルだと関係書籍で説明されていますが、それは「目に見える行動」を主にして「次にどうするか」を知ろうとするモデルであることを示しています。
目に見えるので、変化させたいと思った時に変化させやすいというメリットがあります。

出所:「リーダーシップとコーチングを考える」スライドより

リーダーシップ地図®の下の2列では、行動モデルとして状況対応リーダーシップ®、態度モデルとしてマネジリアル・グリッド、欲求の5段階、意欲要因・環境要因の考え方を例としてあげています。


リーダーシップ研究アカデミーでは、行動モデルと態度モデルの架け橋になるような考え方として「自分アジェンダ®」を研究しています。

自分アジェンダ®では、欲求を4段階に分けて掘り下げ、動機づけに関係する要因を導き出そうとしています。動機づけは、直接的に相手に伝わる影響力になるので、実際の行動の変化をもたらすと考えています。

まずは込み入った現状を把握します。それには状況対応リーダーシップ®が適しています。行動モデルを使って、「次になにをするか」を考えます。

リーダー行動習慣化のための実践コーチング
状況対応リーダーシップ®で現状を把握したら、自分が「したいこと、すべきこと」を考えます。自分が「したいこと、すべきこと」というと、自分の欲求だけで自己中心的と感じられるかもしれません。
ここでは、自分の欲求だけではなく、会社が・・・、上司が・・・、社会が・・・、家庭が・・・、等々、自分以外の「したいこと、すべきこと」も考慮する、それが自分アジェンダ®です(「内包的な自分」という考え方)。

自分アジェンダ®を掘り起こすには、このプロセスを何度も繰り返す必要があります。